2024年10月から日本で人間向けの自己増幅型 mRNAワクチン(レプリコンワクチン)の接種が始まります。現時点でわかっている客観的な情報(リスク)を、誰でも入手できる情報ソースを添えて、論理的にまとめます。
(1)(インフルエンザ等の)人間向けのワクチンは安全性が確立されていると考えられています。厚労省の公表では、日本で過去45年間に(インフルエンザ等)ワクチン接種による副反応件数は3,522件、死亡例は151件でした。不謹慎かもしれませんが、45年間でこの数字というのは、少ない方かもしれませんし、安全性が確立されているという根拠と考えられます。
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(2)2021年2月17日~2024年8月5日の3年5か月で人間向けのmRNAワクチン(新型コロナワクチン)による副反応件数は7,899件、死亡例は762件に上ります。いずれも厚労省が正式に認めた件数に限ります。45年間での(1)の件数と比べて、3年5か月での(2)の件数というのは、尋常ではない件数というのが一目瞭然です。
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(3)一般社団法人日本看護倫理学会は、世界で唯一日本のみで認可され、2024 年 10 月 1 日から定期接種を開始するとされている自己増幅型 mRNAワクチン(レプリコンワクチン)の安全性および倫理性に関する懸念を2024年8月7日に表明しています。その主旨は以下の通りです。
1. レプリコンワクチンが開発国や先行治験国で認可されていないという問題
2. シェディングの問題
3. 将来の安全性に関する問題
4. インフォームドコンセントの問題
5. 接種勧奨と同調圧力の問題
結論
安全かつ倫理的に適切なワクチンの開発と普及を強く支持するものではありますが、そのいずれも担保されていない現段階において拙速にレプリコンワクチンを導入することには深刻な懸念を彼らは表明しています。
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(4)そして、厚生労働省の専門家部会は2024年9月12日、製薬会社「Meiji Seika ファルマ」が開発した、自己増幅型 mRNAワクチン(レプリコンワクチン)の製造販売の承認を了承しました。
(5)そのタイミングで、レプリコンワクチンを製造・販売するMeiji Seika ファルマの現役社員から、9月18日にその危険性を告発する本が出版されました。
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(6)ワクチン後遺症の治療に尽力している医師は、以下のような啓蒙(レプリコンワクチンを打った人は来院お断り)をしていらっしゃいます。
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(7)神奈川県藤沢市にある動物病院では、レプリコンワクチンによるシェディングに関して以下のような注意喚起をしていらっしゃいます。
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(8)人間向けの(インフルエンザ等の)ワクチンは、45年の歴史が証明するように、安全性が確保されていますので、従来の考え方であれば、ワクチンを接種するのはメリットがあるといえます。また、mRNAワクチンは、コロナ禍の最中では、打つべきという判断が妥当だったかと思います。しかし、上記(2)の通り、接種のデメリットも無視はできません。実際に、接種後に体調が悪くなって、仕事をお休みするスタッフが散見されることも、現場でよく見聞きしました。それも明らかなデメリットです。そのうえで、新しいレプリコンワクチンを接種したら、どれだけのデメリットが生じるかは、ちょっと予想が付きません。
(9)日本人は「言霊」を大切にし、縁起でもないことを言わないようにするものですが、その一方で、希望的観測と論理的予測の区別が大の苦手です。例えば、戦前、「日本はアメリカに勝てない」と論理的に予測するものは非国民扱い、大本営発表の希望的観測に満ちた誤報に踊らされ、敗戦の憂き目にあいました。歴史に学ぶべきは、希望的観測と論理的予測を区別して、両方機能させることの大切さです。
mRNAワクチンやレプリコンワクチンの危険性を懸念することは論理的予測です。縁起でもないことは言わないに越したことはありませんが、接種後に大切な人が体調不良になって後遺症に苦しんだら切ないですし、急逝してしまったら甚だ無念です。やはり、冷静に論理的予測し、リスクを回避したいところです。
これら(1)~(9)の情報を鑑みて、開発国(アメリカ)や治験国(ベトナム)で認可されていないレプリコンワクチンを、2類ではない5類のコロナのために、急いで接種する・しないは、慎重に判断する必要があると思います。
【まとめ】
・過去45年間のワクチン接種による死亡例は151件。mRNAワクチンの死亡例は3年5か月で762件。
・一般社団法人日本看護倫理学会は、レプリコンワクチンの安全性および倫理性に関する懸念を表明している。
・レプリコンワクチンを製造・販売するMeiji Seika ファルマの現役社員からは、その危険性を告発する本が出版された。
・開発国(アメリカ)や治験国(ベトナム)で認可されていないレプリコンワクチンを、2類ではない5類のコロナのために、急いで接種する・しないは、慎重に判断する必要がある。